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zoom RSS 千年の祈り(イーユン・リー著、篠森ゆりこ訳、新潮社刊)

<<   作成日時 : 2007/11/25 17:30   >>

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日曜日のNHKBS2で放映している「週刊ブックレビュー」でとりあげられ、絶賛されていましたので読んでみました。著者は1972年、北京生まれの中国人女性ですが、1996年に渡米して免疫学を研究していましたが、2000年から作家を目指し、この作品集が処女作とのことです。それぞれ独立した10篇からなる短編集です。すべての作品の主人公は中国人であり、ほとんどの作品の舞台は中国です。「不滅」という作品は代々宦官を出していた家柄のうちに生まれたあの独裁者(毛沢東)のそっくりさんが主人公です。かれは毛主席を称える映画の主役になるのですが、その後の運命はあまり幸せなものとはいえませんでした。表題作「千年の祈り」は米国で暮らす娘が離婚し、心配して中国から父親がやってきて一緒に暮らすようになりますが、娘は自分の人生を歩み始めており、うまくいきません。父親は近くの公園でイラン人の老婦人と気が合い、人生のたそがれ時を過ごすようになりますが、エンディングが印象的な作品です。著者は中国から自由を求めて渡米したことと思います。底辺に流れているのは、現代中国への批判精神かと思いました。第1回フランク・オコナー国際短編賞受賞作品とのことです。原文のほうは見ておりませんが、渡米して10年ほどでこのような作品を英語で書けるとはなんという才能でしょうか。
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