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みんなの「評論」ブログ

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定年後−豊かに生きるための知恵(加藤仁著、岩波新書)
著者は25年以上にわたり3,000人以上の定年退職者の取材を続けてきたとのことです。著者は夏目漱石の評論「私の個人主義」を引用して、今までの会社という組織から離れ、「他人本位」から「自己本位」に生き方を転換しなさいと説きます。定年後の仕事、ボランティア、趣味、家族・夫婦の関係、地域社会との関係、終の住処など、定年退職者の経験、知恵を紹介していきます。団塊の世代の方には直ぐに活用できるでしょうし、あと何年後かという方にも心の準備として役に立つと思います。ただし、一般的な事例が多く、これはすごい、参... ...続きを見る

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2007/09/09 23:04
在日(姜尚中著、講談社)
在日(姜尚中著、講談社) 在日韓国人二世として生まれた姜東大教授の半自伝です。朝鮮戦争の最中、熊本の韓国人集落で生まれ、その集落では養豚やヤミのどぶろく作りでようやく生計を立てていたとのことです。時折、税務署が一斉摘発のため集落に乗り込み、筆者の母親はそれに対して石を投げつけ、警察に連行されるというような悲惨な生活でした。子供心にも筆者は自分たちがアウトローの世界にいるんだというイメージを持つようになります。日本で生まれたが日本人ではない、かといって韓国に基盤のある韓国人でもない、そのはざまの在日として生きていくことにな... ...続きを見る

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2007/02/10 17:03
世界最高のジャズ (原田和典著、光文社新書)
「ジャズ批評」の編集長をやっていた若手ジャズ評論家によるジャズ・プレーヤーとお勧めの曲の紹介です。著者は「ジャズ−口にしただけで、血が騒ぐ。体がカッと熱くなる。」と書いているだけあり、ジャズに対する熱い想いが伝わってくるような一冊です。紹介されているプレーヤーはルイ・アームストロングから始まり、ウェイン・ショーターまで21名です。それぞれ生い立ちからの簡単な伝記とアルバム、曲の紹介があるのですが、紹介している曲の数たるや大変なもので、もちろん著者は聞いているでしょうし、職業とはいえ頭がさがります... ...続きを見る

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2007/02/03 12:31
格差社会 何が問題なのか(橘木俊詔著、岩波新書)
格差社会 何が問題なのか(橘木俊詔著、岩波新書) 日本はかつて「一億総中流の時代」と言われていたが、著者は経済学者としてさまざまな統計データに基づいて、日本では格差が拡大しているという事実を実証していきます。なぜこの本が注目されているかというと、やはり小泉前首相が国会答弁で述べた「格差の何が悪いのか」、「格差が拡大してもいいではないか」という議論に対して明確に反論をしているからでしょう。日本で格差が拡大している原因は、小泉前政権が推進した「構造改革」にあるということをわかりやすく解説しています。しかし、格差という問題を突き詰めていくと、平等とは... ...続きを見る

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2006/12/09 11:28
憲法とは何か(長谷部恭男著、岩波新書)
憲法学者長谷部東大教授が憲法改正の動きに対してクールに疑問を呈した一冊です。法律には必ず守らなければならない準則(例えば交通規則)とあるべき姿を示した原理とがある。憲法9条は準則ではなく戦力を保持しないという原理を示した条文である。しかし、それでは侵略を受けた場合、国民をどのように守るかという素朴な疑問がでてくる。この生命を守るということも権利であり原理である。そこで原理と原理の衝突を調整するため政府は解釈により自衛隊を保持してきた。このような状況において9条を改正することに意味があるだろうかと... ...続きを見る

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2006/11/12 12:30
アメリカよ、美しく年をとれ(猿谷 要著、岩波新書)
高名なアメリカ歴史学者の自伝ともいえるエッセイです。半世紀以上にわたりアメリカ史を研究してこられた猿谷氏がはじめは民主主義国家アメリカにあこがれを抱き、研究を始めましたが、21世紀にはいりブッシュ政権になるとアメリカは世界から嫌われ始めました。9.11以降は、「一国中心主義」に戻り、国連をないがしろにするようになりました。しかし、軍事費は膨大なものとなり、経済を圧迫しだしました。猿谷氏はアメリカは絶頂期は過ぎ、衰退し始めているとみます。そして、軍事力から経済力へ比重を移し、さらにアメリカの最大の... ...続きを見る

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2006/10/07 14:27
自由主義の再検討(藤原保信著、岩波新書)
自由主義という政治学の概念は資本主義という経済学の概念と密接な関係、もしくは表裏一体の関係にあるということに瞠目しました。そして自由主義、資本主義の持つ問題点に対して社会主義がいかに挑戦してきたか、を見ていくと自由主義の欠陥も明らかになります。1989年のベルリンの壁崩壊により社会主義体制は実質的に終焉し、資本主義が繁栄を続けているように見えますが、南北問題、環境問題が大きな問題となってきています。著者はこれらの問題を解決するためにも、人間のみならず自然を含めた相互依存の関係のなかでコミュニケー... ...続きを見る

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2006/09/18 18:32
武士道(新渡戸稲造著、矢内原忠雄訳、岩波文庫)
武士道(新渡戸稲造著、矢内原忠雄訳、岩波文庫) 息子の本を借りて読んでみました。この本は1899年に米国ペンシルヴァニア州にて英語で刊行され、教え子である矢内原忠雄がそれを日本語に翻訳し、岩波文庫として1938年に刊行されています。「武士道はその表徴たる桜花と同じく、日本の土地に固有の花である」とはじまるこの本は、武士道とは何かについて世界に紹介したさきがけともいうべき本です。この本を書いたきっかけは外国人から「日本の学校には宗教教育がないというが、それではどうして道徳教育を授けるのですか」という質問を受け、即答ができなかったが「武士道」が道... ...続きを見る

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2006/06/21 23:00
いま平和とは−人権と人道をめぐる9話(最上敏樹著、岩波新書)
いま平和とは−人権と人道をめぐる9話(最上敏樹著、岩波新書) 国際法、国際政治学者である最上ICU大教授が2004年にNHK人間講座で「いま平和とは」という番組をやられたときのテキストに加筆して岩波新書として刊行されたものです。現代の平和に関する問題点を9つのトピックスにまとめて、大変わかりやすく解説したものです。第4話「平和を再定義する」では「戦争がなければ平和か」、「戦争がなくとも平和ならざる状態」があるのではないか、との問題意識から「人間の安全保障」という考え方が述べられています。安全保障と聞くと、外敵の攻撃から身を守るということを連想しますが、人間... ...続きを見る

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2006/05/27 12:48

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