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zoom RSS 春秋山伏記(藤沢周平著、新潮文庫)

<<   作成日時 : 2006/10/15 08:50   >>

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藤沢さんの昭和53年の作品。氏の故郷山形県荘内地方は出羽羽黒山の麓であり、子供の頃から山伏を見ていたのであろう。山伏の宗教は仏教だろうか、神道だろうか、がよくわからない。山伏の主人公大鷲坊というからには坊主のようにも思え、般若心経を唱えるというから仏教のようにも思えるが、神社に住むという。どうも神仏混交の山岳宗教というもののようだ。ともあれ山伏を主人公としたこの作品は異色であるが、荘内地方の方言を使い、味のあるおもしろい作品となっている。5つの短編からなる連作集である。最初の「験試し」で「おとし」という若い母親が娘の「たみえ」が崖から川に落ちそうになるところを必死で支えている場面が迫力がある。もう支えきれないというところでこの独身で若い山伏に救われる。そして最後の「人攫い」では行方不明になった「たみえ」を二人が山の中へ探しに行く。そして二人の間には、いつか…、という感じでとても人間的な山伏である。作者のあたたかな人間観が伝わってくるような作品です。

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